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哲学と宗教全史を読んでみました❗ 中編3

本日は前日に引き続き哲学と宗教全史について書いていきます。

 

1、ソクラテスプラトンアリストテレス

ソクラテスに始まる哲学の大きな特徴とは何でしょうか。

世界の構造はどうなっているのか。外部世界を一生懸命探求したイオニア派に対して、ソクラテスは人間の内面に思索の糸を下ろしました。

世界はどうなっているんですか?と問う人に対して、ソクラテスは逆にこう問いかけた。「世界はどうなっているのか、と考えるあなたは自身について何を知っていますか。」

ソクラテスはこの質問を人々に投げかけ、対話することで考えを深め、人々に不知を自覚させようと努めました「不知の自覚」。

 

なるほど~さすがソクラテス先生❗私も毎日ソクラテス思考法を忘れないように頭の中で繰り返しています。

1、エビデンスを重視すること(科学的に検証されたこと)。

2、前提条件を懐疑的に疑うこと。

3、感情に元ずいて判断しないこと。

4、答えの出ないことを我慢すること。

もう1000回以上毎日唱えていますのでさすがにスラスラでてきます。

こんな私にですら今だに、多大な影響を与えている時点で偉大な哲学者であることは間違いないです。

 

プラトンアテナイの由緒ある生まれで、彼はレスリングの先生から、体格も立派で肩幅も広かったことから「プラトン(広い)」と呼ばれ、そのあだ名が通称となったと伝えられています。

28才の頃に、師と仰いだソクラテスが刑死しています。

プラトンアカデメイアという学園を創設し、それが900年にわたって続いたのです。イデア論政治学、数学、幾何学天文学、自然科学、神学、論理学そして魂(プシュケー)についてなど、多くの分野を網羅しています。

 

「万学の祖」と呼ばれたアリストテレス

アリストテレスは、プラトンよりも43才ほど年下です。(BC384~BC323)。

17才~18才ごろにプラトンの主宰するアカデメイアに入学したことが明らかになっています。プラトンも高くアリストテレスを評価していたようです。

20年くらい勉学に励んだのちにアカデメイアを去り、42才のころマケドニア王フィリッポス2世に招かれ、王太子アレクサンドロスの家庭教師になります。

アリストテレスは、アレクサンドロスを13才の時から教え始めます。

アレクサンドロスは6年後に王位につきます。アレクサンドロス大王の誕生です❗

 

アリストテレスは、声に力がなく必ずしも講義が得意ではなかったと言われています。

そのためか詳細な講義録を残しました。その講義録が中世にまとめられ、「アリストテレス全集」となって今日まで残されています。

もともとは550巻ほど存在した、と言われる彼の著作の3分の1が前後がこの全集に収録されています。その内容は「万学の祖」と呼ばれるのにふさわしく、多岐にわたっています。

論理学、倫理学形而上学政治学など哲学に関連する分野だけでなく、物理学、天文学、気象学、生物学などの自然科学についても広く網羅しています。

 

世界をきれいに整理したアリストテレス

ソクラテスは人間の内面に思索の糸を伸ばし、プラトンは哲学の問題提起を数多く行いました。それに対してアリストテレスは、色々な問題をきれいに整理した学者として位置ずけられます。

 

3人とも傑出した哲学者であることは間違いないです。この中でも私が尊敬するのはやはり「不知の自覚」を説いたソクラテス先生です❗毎日お世話になってます。

アリストテレスはすごいんだけどあまりにもきれいに世界を整理しすぎて、その後1000年以上も、ヨーロッパの学問はアリストテレスの呪縛から離れられなかったんですよね。1000年以上ってさすがにとらわれすぎでしょう・・。

 

次は私の尊敬するフランシス・ベーコン先生について解説します❗

 

ここまで読んでくださりありがとうございます、なにかあなたのお役にたててら幸いです。それではまた❗

 

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