たかひろの生涯読書するぞ!

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9割がバイトでも最高の成果を生み出すディズニーのリーダーを読みました

 

あらすじ
この本は、9割をアルバイトが占める東京ディズニーランドのフロントライン(現場レベル)を中心に「マネジメントリーダー力」とは何かをわかりやすく解説しています。また単なる知識の伝達というよりも、マネジメントリーダーとして自分がもっている強みを発見し、その強みをどんどん発揮するために必要なことは何かについて「体感、体得」していただくことを狙っています。
結論
世界トップクラス入園者、「テーマパークとしてのおもてなし世界一」という評価を得ることができたのはなぜか。それは、責任あるポジションに就くリーダーたち、つまり「マネジメントリーダー」たちが次のことやってきたからです。
  1. それぞれの立場で自分の役割を自覚し果たしてきた。
  2. 試練を乗り越えるために一生懸命考え行動してきた。
  3. アルバイトを含む自分の部下たちを信頼しリードしてきた。
理由
マネジメントリーダーたちがリーダーシップを発揮し、アルバイトはもちろん一般社員たちを導き行動したからこそ、試練を乗り越えることができた。
具体例
  • 「マネジメントリーダー」とは「人という最も大切な資源を導いて、成果を生み出す人」
  • マネジメントリーダーの4つの条件、部下をどのように育てるか本気で考えている、部下の持っている長所や強みを最大限に引き出す、部下の個人的な悩みを聞き相談に乗る温かさを持っている、愛情を持って部下を叱ることができる。
  • 「業績」よりも「人」を重視、優先する。
  • ディズニーでいちばん魅力のあるアトラクションはキャスト!「キャストこそが、ゲストを幸福にする最も大きな力だ」
  • 業績を伸ばすのは「人」。部下がやる気になって頑張ってくれて、はじめて業績が伸びる。
  • 部下を「堂々と」よく見る。良い点を褒める、反省、修正点を伝える。
  • リーダー間で基本的見解を一致させておく。
  • 部下と緊密にコミュニケーションをとる。
  • 自分を知ることがレベルアップにつながる。自分が、どういう人格で、性格で、どのような言葉を使い、どのような行動をしているか。
  • 自分の能力を知れば、その能力にあった目標、さらには、その目標より高い目標を設定することができる。
  • ヘタでも本気で伝えれば、必ず伝わる。大切なのは、流暢に話すことではなく、いかに一生懸命に、かつ熱く相手に伝えるか。
  • ディズニーでは、相手がゲスト、キャストを問わず、必ず理由を伝える。
  • ディズニーには1安全、2礼儀正しさ、3ショー、4効率という行動の優先順位がある。
  • 怒りはコントロールし、厳しく叱る。
  • 叱るときの3つのポイント、1時間をあけない、2行為、行動をしかる、3人前で叱らない。
  • 部下への対応を改善する、自分の意見を言う前に、1回、深呼吸してみる。
  • 部下への気持ちに寄り添う。場合によっては、部下の立場を思い、失敗を注意せず受容し励ます。その姿勢に部下はモチベーションを高める。
  • ディズニーでは、企画立案からアルバイトに参画させている。それが、アルバイトの自主性や積極性、やる気に繋がり、成長を早めている。
  • ディズニーではキャストの提案を推奨している。そして行動の優先順位にもとづき検証し、受容する。
  • 部下に権限を委譲する。権限委譲できる人間が多いこと、失敗を成長につなげる風土がそれを可能にしている。
  • ディズニーの職場には人間関係のよい風土が根づいている。その結果、たとえ上司が異動しても、時給が下がっても、高い仕事の質やレベルが維持され続けている。
  • 人間関係がモチベーションを維持するカギ!よい人間関係が根づいた職場は変化に強い。
  • 自信を持たせる「教育のしくみ」をつくる。
  • 「成長に合わせて対応するしくみ」をつくる。
  • 「やる気が出る」しくみをつくる。
  • 疎外感を抱かせない「情報のしくみ」をつくる。
  • 部下を「癒すしくみ」をつくる。
感想
なるほどこうやってデズニィーを運営してたのかというのがうなずける一冊。「人」重視の経営でどうしたら、一番魅力のあるアトラクションであるキャストを成長させ磨いていくのかがよくわかる解説だった。ただ失敗した部下をあえて怒らないとかなかなか難しい、他の人の手前怒らないわけにはいかないのが、上司のつとめでもあったりするので高等テクニックだと思う。職場でどうしたら雰囲気がよくなるのか考えたとき参考になる具体例がいくつかあり参考になりました。読んでいただきありがとうございます。なにかあなたのお役にたてたら幸いです。