あらすじ
人間は、みんな弱い。もちろん、私も弱い。弱い人間が知恵を絞り、数々の壁を乗り越えるからこそ、小さなことを、大きな成果に育てていくことができるのだ。まずは本書を「師匠」と見立てて読み込んでほしい。必ずや、あなたの人生は正のスパイラルへと導かれるだろう。
結論
長期的な成功者たちは例外なく「自己肯定感の高い人」そのものだった。彼らは実際に行動を起こす前から、「自分はきっとうまくいく」と信じて疑わない人たちだったのである。あなたが根拠なき自信を獲得したければ「師匠」に出会うことだ。
理由
たとえ大きな壁に突き当たっても、トラブルに巻き込まれても、「師匠の言動を見習えばいい」という指針が、あなたに安定した自信を与えてくれる。他人から批判されようと、そんなことは関係ない。
具体例
- 運命の言葉に出逢った人は、「超人」になる。ドイツの哲学者ニーチェは昨日の自分を越えるために成長しようと生きる人を「超人」と呼んだ。あなたにとっての「運命の言葉」も、必ずこの世に存在する。無心に読書を続けて出逢いを待とう。
- 毎日1つでいいから「いい言葉」に出逢うことを意識する。
- 嘘でもいいから一日3度、鏡の前で満面の笑みを作る。
- あらゆる理由を乗り越えてでも、完璧な睡眠を確保する。
- 足の筋肉を鍛える。
- 疲労を完璧に回復させる。
- 休日を「勉強デー」と決めると、あなたは生涯の武器を獲得できる。「一生懸命勉強したことは何らかの形で、いずれ必ず役に立つ」
- 一週間を振り返り、課題と解決法をシンプルにビジュアル化する。
- 書店や図書館に入り浸って、言葉のシャワーを浴びる。
- 仕事を人生にすると、人生も充実する。
- 仕事とは、締め切りを死守することである。
- 失敗したら迷わず上司と事実を共有しよう。事態の責任を取るのはあなたではなく、上司の仕事だ。
- トータルで見ると、やるだけやった失敗は、「成長の必要経費」、自分の失敗を責めてもなにも生まれない。失敗を次に活かせば、それは成功への布石になる。
- 落ちこぼれてから、プロの人生は始まる。短所のそばに、長所が隠れている。自分を客観的に見つめて、成功の戦略を練ろう。
- 仕事の最高の報酬とは、リピートと紹介の発生である。
- なるようにしか、ならない。「サラリーマンで最後に出世する人で一番多いパターンは無能で勤勉な人」
- 本当の出世とは課長が部長になることではなく、あなたが世にでることだ。同期から頭一つ抜けることなど、重要ではない。社会で自分の力を存分に発揮することが本当の出世だ。
- 怒られても、むやみに落ち込まない。必要なのは図太く生きる覚悟。
- 群れたがる人たちとは距離を置くのがベスト。単独行動こそが、あなたの道を拓く。
- 今は、ひたすら実力アップに専念しよう。実力さえあれば、あなたはどこへ行っても生きていける。
- 人間関係を負担に感じたら、それはあなたが誠実である証拠。
- 損得勘定で構築された人間関係を悪く考える必要はない。それはお互いがうまくいく、誠実な人間関係。
- 違和感を持ったら、「やっぱりやめます!」と断ってみる。我慢してサービスを受けると、自分に被害者のダメージが残る。きっぱり断ることで確かな自信と安心が生まれる。
- 人生のランクを上げたければ、群れから離れて爪を研げ。確実に自分のステージが上がるはずだ。
- お金があれば、人生から不快を激減させられる。
- いくら貯蓄があれば、老後の心配はしなくていいのか計算しておく。
- 「おいしい話」をもちかけられたら、100%断ると決めておく。
- 勧誘されたものは、買わない。
- 期間限定で焦らせる相手からは、買わない。
- 理不尽なサービスを受けた場合、クレームは「一つ上の組織」に直訴する。
- お金は、あなたの味方である。
- お金は盗られても、教養は盗られない。自分への最大の投資は「勉強」。学びを極めれば、お金はちゃんとついてくる。
- 人間性を高めたければ、教養を高める。
- お金の使い道に迷ったら、自分の頭に投資しておけば間違いない。
- 失恋を成長の糧にすれば、あなたの魅力は倍増する。
- 失敗が続いた後には、必ず幸運がやってくる。こう考えると毎日を余裕で過ごせる。
- 誰にも誉められないのに、継続できるものがある人は強い。
- 「やめておけ」と言われても、あえて自分のやりたいことを選ぶのが決断だ。
- 愚痴、悪口、噂話を完全に排除すると、莫大な時間と、心の平穏が確保できる。
- 自分の頭で考え、決断し、覚悟を持って結果を受けとめる。自分の人生を、自分自身が納得いく作品に創りあげよう。
感想
個人的に参考になったところがいくつかあります。向こうから売り込んでくるものは買わない。違和感があればきっぱりと断ること、スパスパ切っていいということで、頭がすっきりします。群れないとかもやはりそうだよねってことで再確認できました。後は金が余ったらとりあえず、自己成長に投資しておけがよかったですね。読んでもらいありがとうございます。何かあなたのお役にたてれば幸いです。