あらすじ
集中力をコントロールする術を身に付ければ、時間の密度が変わります。本書を読み終えて実践すれば、あなたの人生の濃度が何倍にも高まっていることに気がつくでしょう。身につけた集中力は、人生すら思い通りにコントロールできる一生の武器になります。
結論
一つのことにフォーカスして最速で身につける→集中力を使わず自動的にできるようになる→余った集中力で新しい１つを身につける。大切なのは１つの行動にフォーカスし、１つずつ着実に習慣化していくこと。すると究極の集中力が手に入ります。
理由
集中力のメカニズムを理解すること。適切なアプローチをすれば、より短時間ではるかに質の高い成果を出すことができるようになるため。
具体例
- 集中力の高い人は、鍛え方を知っている。集中力の源は前頭葉のウィルパワー。
- 集中力を鍛える公式 ウィルパワーを増やす✖️ウィルパワーを節約する。
- 無意識の行動に「はっ」と気づき、改める行動をくり返すほどウィルパワーを鍛えることができる。具体的には「姿勢」など。
- 「なにかを我慢している時」や「なにかをしたいと望んでいる時」にもウィルパワーは消費される。
- 多すぎる選択肢は、ウィルパワーを人間から奪い、結局、決断できなくなる。人は、行動ではなく「意思決定」で疲れるのです。だから決断はすぐ下した方がいい、即決できる仕組みを作ること。
- １日を通して集中できる人たちは、ウィルパワーを使うことなく集中しています。そして余ったウィルパワーを、より重要なことを習慣化させるために発揮しているのです。
- 一見、集中力がずっと続いているように見える人ほど、うまく休憩を挟み、短時間の集中状態をくり返しています。
- 飽きる前に焦らす。まとまった時間は短く区切る。あらかじめ時間を短く区切り、「もうちょっとやりたかった」「もう少しやれたかな」といううところで仕事や勉強を打ち切ってしまうやりかたもあります。
- 休憩の取り方で重要なのは意識を作業から切り離すこと。
- 最大の成果は、短時間の集中によって手に入る。「判断」や「迷い」がなくなる分、集中力は高まる。
- 集中力に関して言えば、自分がどのくらいの時間、どのような環境でいると集中できたのかを記憶すること。それを繰り返すうち、あなたの脳はプライミング効果による暗示にかかり、その環境、その時間帯には自然と集中できるようになります。
- スマホや不要なものから離れるほど、集中力は高まる。目的に応じて自分だけの「集中ルーム」を持っておこう。
- 時間をかけずに、その場で集中できる方法が「姿勢」。まずは１５分に一度、立ち上がることから始めよう。
- ウィルパワーは、良質な糖分で増幅される。「低GI+ナッツ」を食べて、持続する集中力を生み出そう。
- 怒りの感情を抱えているときは、行動力や問題解決力を高めてくれる。ただし短期勝負向けです。
- 「哀しみ」は、冷静でフェアな意思決定を促す。「哀しみが人を注意深くし、細部に関心を持たせ、焦点を合わせやすくする」
- 「喜び」「楽しさ」は創造力を高め、意思決定を速くする。喜びの勢いのまま、フロー体験に近い、高い集中状態に入っていけます。
- 逆に気分が乗っているとき、喜びを感じているときにやってはいけないことがあります。それは人の話を聞くこと。とくにセールスは危険です。
- 感情の特性を知って、喜怒哀楽すべての感情を集中力に変換しよう。
- 「集中する」とは、何か１つのことにフォーカスすることです。集中しようと思うよりも「他のことをしない」。これが集中力を上げる一番の方法です。
- 面倒なことで悩まないために、仕組みに働いてもらおう。即時判断の習慣が、ウィルパワーを溜めてくれる。
- 眠れる野生を運動で取り戻せ！運動は脳のリセットボタン。脳が鍛えられ、おまけに疲れにくい体質に変わる。
- 瞑想を習慣にすると、１日に好循環が生まれる。脳がデトックスされ、ポジティブな感情が持続する。最初のうちはただただ呼吸に集中してみましょう。
- できる人ほど良く眠る。疲れを持ち越さないために２２時までには就寝しよう。
- 目を暖め、ストレッチし、休ませる。
- 集中力は、手で作るもの。負の感情を書いて、プレッシャーに勝てる脳をつくろう。
- 起きてから２時間が生産性のピーク。早起きで、人生のコントロール感覚を取り戻せ。
- ウルトラディアンリズム、自分なりの「９０分タスク２０分休憩」の波をつかめた時集中力は最大化される。
- スケジュールに余白を作る。あえて捨てる時間を持つことで、集中力は劇的に高まる。
ニコニコ動画で何度か見た内容なので理解しやすかった。やはり何度学習してもいいものはいいですね。喜怒哀楽を集中力に変換するは面白かった、というか話は知っていたのですが、集中力に変換しようは知りませんでした。気分のいい時にセールスは聞いてはいけない、あと株も買っちゃだめかも（笑）他はウィルパワー節約のために靴下は同じもので揃えようと考えています。この本はもとても良い本なの手元に置いておきたい一冊です。読んでいただきありがとうございました。なにかあなたのお役にたてれば幸いです。
