今回はジャレットダイヤモンド著 「銃・鉄・病原菌」を読んでみました。
ピュリッツァー賞、コスモス国際受賞第一位というとてつもない傑作らしいです。
歴史は結構好きなほうなので期待していましたが、想像以上にすごく面白いです、よくここまで綿密に調べて歴史をひもといているなぁと感心しました。
情報が多すぎて何を書いたら良いかわからないので私が気になったごく一部だけ紹介していきます。
インカ帝国の皇帝アタワルパが7万人の軍勢がいて奇襲されたとはいえわずかスペイン兵150人のピサロにあっさりと捕まってしまったのはなぜなのか?
たしかに鉄の武器、マスケット銃、馬は強力だったかもしれない、それでも埋めようのない人数差はどうしてこうなったとしか思えない。
インカは文字が無かったので過去の情報の蓄積が文字のある文明に比べてあまりにもなかった。ピサロは文字は読めなかったが過去に何がおきたのか、人から聞いたりして色々と知っていたことが大きいらしい、アタワルパはつい最近、アステカが滅ぼされたことも知らなかったし、ピサロ達が征服しにきた尖兵であることもわかっていなかった。
ここからわかることは情報の大切さ、過去の知識や読書の重要性を学ぶことができると思う。
次は野菜のお話しで野生の種はいつ発芽するかわからないということに驚いた、種とかまけばすぐ出るものと思っていたが大間違い(笑)いっせいに芽吹くと霜とか水害とか山火事なんかで全滅するおそれがあるので野生の種はランダムで発芽するそうです、なるほどそりゃそうだよね。
では今の我々が食べている野菜はどうなってるの?まくと必ず同じ時期に発芽する突然変異種を選別して栽培してるとのこと、なるほどそれってでもすごい努力ですよね❗
過去の原始の人たちが野菜や小麦、米などを選別してコツコツ品種改良して今の食卓があるのですね、ありがとう原始の人たち❗
そして今もヤバイ病原菌のお話し、病原菌は人類が農業を始めるようになってとてつっもない繁殖環境を手にいれたらしいです。特に都市部は農民よりさらに劣悪な環境でヨーロッパの都市では、集団感染で亡くなる住民を補うために、健康な住民を地方からたえず都市に流れ込んでいたらしい。ヨーロッパの都市がそうした人工流入を必要としなくなったのはようやく20世紀に入ってからです。この病原菌のヤバイところは抗体がない人たちがバタバタ死んでしまうこと、島に持ち込んで島民全滅とか悲惨なことも数多く起こっています、病原菌怖すぎる❗
今のコロナもいい加減におさまらないかなぁという感じですがやはり世界の人工が増えすぎちゃったのかなって個人的に思います。
少し長くなりましたが読んでくれてありがとうございます、それではグッドラック❗
素晴らしい本です読まないと損です❗