あらすじ
- 努力と根性では人は変われない。変化の過程は辛いというのが前提だったのですが、この前提をひっくり返したのが、本書の特色です。
- 日々、自分の限界を体感して、それを越えていく。この変化の過程が面白いから、トレーニングを続けられる。
- この本を読めば、変化の過程自体の楽しさ、面白さ、ワクワク、といったポジティブな感情に満たされるようになります。
- STEP1 「なりたい自分」になるには頭も根拠も希望もいらない
- ルール1 頭はいらない
- 頭で考えるより行動することが大事。
- 「準備してから行動」では永遠に変われない。
- 起業家や経営者を見ていてわかるのは、成功する人はだいたい「見切り発車」であるということです。
- 準備とは、必要な条件を整えることです。しかし実際は、行動しなければ何が必要かさえわからないのです。
- 「自分を変えるのに最小限の条件は何だろう?」と考えるのはうまいやり方です。
- とりあえず、1つだけ変える。小さくてもいいから変える。このような発想をもっておくといいでしょう。
- 何か行動したいという要求が生じたとき、その行動のための計画をたてると、欲求は抑制されます。計画は欲求を消費してしまうのです。
- 仕事中の雑念を追い払う付箋の使い方。
- 集中して仕事をしなければいけないときに、不意に片付けをしたいという欲求がわいてくるときに、付箋に「部屋の片付け」とか、「デスク整理整頓」とか書いて、手紙やスマホに張り付けてしまいましょう。
- これは要するに「今やっている大事な仕事が終わった後に、片付けをする」という簡単な計画です。
- 計画は欲求を消費し、抑制してくれるということです。
- to do リストはタスクを3つに絞る。
- 3つのタスクを選んで付箋に書く作業は、前日の夜にやるといいでしょう。優先順位を付け、取捨選択といった作業は意思力を消費するので、朝の創造的な時間を使うのはもったいないからです。
- 夜のうちに明日やるべきことを決めてしまって、朝は悩まずに行動を開始する。そのほうが仕事が捗りますし、新しいアイデアを生み出したりする余裕も生まれます。
- 新しい行動をどんどん増やしていく。
- 自分を変えるということは、行動を変えたことによってそのフィードバックとして心理的な部分が変わるということです。
- 変化を感じるのは、行動が変わった後です。
- 新しい行動、つまり「堂々とした自分」の行動を少しずつでも増やしていくことで、次第に新しい行動に慣れてくる。新しい行動の比率がさらに増えていく。
- そしてあるとき、完全に「堂々とした自分」として行動していることに気づき「自分は変わった」と認識できるのです。必要なのはまず行動です。
- ルール2 根拠はいらない
- 理由があるから変われないのではありません、変わりたくないから、変われないのです。
- アドラー心理学では、感情は道具であり、喜びであろうと、怒りであろと、悲しみであろうと、都合に合わせて出し入れできるものだと考えます。
- 「怖いし、不安だから変わるための行動が取れない」という人は、変わりたくないから、「怖い」「不安」といった感情を使用している、ということになります。
- 過去のトラウマや不幸な境遇さえも、自分を変えるための道具として使うことです。つまり、目的論によって未来を切り開こうとしているのです。
- 人は根拠を求めてしまう。
- 過去にどんなことがあろうと、それは未来において自分が変われない理由にはならないのです。むしろ過去を、未来に変えるために利用していきましょう。
- こうした考え方は、第2のルール、「根拠はいらない」につながります。
- ここで言う根拠とは、「自分は変われる」「変わったら幸せになれる」といったことに根拠はなくていい、ということです。
- 未来のことは誰にもわかりません、だから行動しない、結果、変われない。これが大多数の人です。
- 学歴でハンデがあるとか、貧乏であるということは「その分、ハングリー精神があるから恵まれた連中には負けない」「失うものが少ないから、思いきって勝負ができる」という利用のしかたが考えられます。
- 本当に自分を変えたいなら、他人と比べた時点でアウトです。なぜなら、他人と自分を比べる人は、自分を変えようとするのではなく、他人になろうとしているからです。
- ないものを求めるのではなく、あるものをどう使うかが大事なのです。
- 今の行動を変えれば、未来は変わる。
- 過去の自分にとらわれている人ほど、これからの自分を大きく変えられる。
感想
- 新しいことをどんどんやる。夜に明日やることを決めておく。根拠はいらない。他人と比べないなどが参考になりました。
- とにかくうじうじ悩むより行動したほうがいいんだなって思いました。
- 読んでいただきありがとうございました。なにかあなたのお役にたてたら幸いです。