あらすじ
アラン「幸福論」はこうふくとはなにかということを、体系的に論じたものではありません。毎日の暮らしのなかで考えたことをプロポという表現方式で書き続けたものです。1905年から1926年までの21年間に「幸福」をテーマにして書かれた93篇のプロポで構成されています。その構成方法は時系列にそって書かれてはおらず、その時その時の考察や感想を書きつづっています。そのために同じような話が何度も出てきますが、注意深く読んでいくと、アランの深い考え方が独特の表現力で読む者の心と体に強く響いてきます。
結論
幸福は自分でつくるもの。
理由
自分の意思の力で幸福を作らない限り、幸福にはなれないから。
具体例
- 本当の原因を探すことでたいがいの問題は解決するもの。
- 幸せになるには幸せそうな言動をまねてみること。
- 周囲よりもまず自分自身に目を向けること。
- 過去にとらわれず今この時を大事にする。
- 見えない未来よりも見えている今を考える。
- 小さな努力を続けることが大きな結果につながる。
- 自分の手で成し遂げたことだけがその後の支えになる。
- 原因はいつだって自分にあると考えて反省する。
- 考え方を変えれば楽しく生きられる。
- 今の仕事を愛し成功を求めて努力し続けよう。
- 望みを叶えたいなら本気で求めなければいけない。
- 自分一人で考え込まず世の中に向かって行動しよう。
- 責任のある仕事こそ楽しいもの。
- なにもしなければ本当に楽しいことには出会えない。
- 人は学び続ける生き物知れば知るほどその楽しみは深まっていくもの。
- 何もしないでくよくよ思い悩むより行動しよう。
- 「そのうちにやる」ではなく「今すぐにやる」。
- しごとにおける自分自身の成長は何よりも楽しく大きな力になる。
- 幸せとは自分の意志で選んだ仕事で成長を実感できること。
- 疲れたときは遠くを見よう。
- 自然に身をゆだねれば自分自身の狭い世界から心が解放される。
- じっくり見なければものごとの本当の価値は分からない。
- 物事を見る目を磨いていけばどんなものにも素晴らしさを見つけれる。
- 幸せになるためには幸せになろうと強く誓うこと。
- どんなことも悪い面よりよい面を見ること。
- 憂鬱に打ち克つにはそれに負けないくらいたくさんの幸せを作り出すこと。
- 失敗をバネにできるかどうかは自分次第。
- 与えられた幸せでは本当の意味での幸せにはなれない。
- 悲しみの言葉を発するともっと悲しくなる。
- 後悔するより今の状況を理解して一歩を踏み出そう。
- 人は悲しみを美化しがちだがむしろ喜びの話を広げよう。
- 何かに夢中になると悲しみなんて消えてしまう。
- 愚痴を言えばいうほど自分自身が不幸になっていく。
- 何の役にも立たないマイナスの気分など気にしないこと。
- 自分自身の思い込みで敵を作り出しているだけ。
- 何も考えずに感情に身を任せてはいけない。
- わけもなくおびえていてもよい結果はついてこない。
- あるがままの現実を受け入れれば多くの問題は解決する。
- 絶望は自然に生まれるが希望は自らつくりだしたものの上にしか生まれない。
- 強く信じて行動すればいつか夢は現実になる。
- 相手は自分を映す鏡。
- 喜びは人と分かち合い悲しみは人に見せないようにする。
- 嫌いなものより好きなことに目を向けよう。
- 何かを決断するために考えることは楽しいもの。
- その気になれば人生は楽しいことだらけ。
- 幸せからうまれるものもそれを生み出す人もみな美しい。
- 自分が幸せでないと人には何も与えられない。
- 自分を愛してくれる人たちのためにできることは自分が幸せになること。
- 自分で作り上げることが一番楽しい。
- 欲しいものが手に入ったときよりもそれを求めて行動しているときの方が幸せなもの。
- 笑顔を見せれば相手も笑顔になる。
- 幸せだから笑うのではない笑うから幸せになれるのだ。
- 幸せに生きる秘訣とはできる時に人を喜ばせること。
- 幸せになろうと思わなければ幸せになれない。
- 明日が楽しみである時はすでに今が幸せだということ。
感想
思っている以上に良かった、最近よく見る「笑うから幸せになる」の出所がアランの「幸福論」であることに気がついたのは収穫でした。今を大切にする。くよくよしてる暇があるならなにか行動する。などわかってはいるけど少しできない時もあるかもしれないので、自分の考え方が今までよりもより幸福になったのはよかったと思う。読んでくださりありがとうございました。なにかあなたのお役に立てれば幸いです。