あらすじ
「疲れにくく、そして疲れてもすぐ回復する体になるには、どうすれば?」本書は、その問いへの一つの答えです。世界でもトップレベルを誇るスタンフォードの「科学的知見」「最新のリカバリー法」。この2つを軸に組み立てた。「疲労予防」と「疲労回復」のメソッドを初めてまとめたのがこの本です。
結論
科学が「いい!」とした方法で「疲れない体」を実現する。アスリートであろうとなかろうと、すべての人に効果があるアプローチ。知識なき実践は危険。
この本で一番言いたいこと
- お腹を「へこませず」息を吐く。IAP呼吸法とは、息を吸うときも吐くときも、お腹の中の圧力を高めてお腹の周りを固くする呼吸法で、お腹周りを固くしたまま息を吐ききるのが特徴です。
- 腹圧が高まることで、体の中心がしっかり安定する
- 正しい姿勢になると、中枢神経と体の連携がスムーズになる
- 体が「ベストポジション」になると、無理な動きがなくなる
- 無理な動きがなくなると、体のパフォーマンス・レベルが上がり、疲れやケガも防げる
その他の具体例
- 体を軽く動かしたほうが、血流の流れが促進されて脳と筋肉にたくさん酸素を送ることができ、疲労物質の滞留を防ぐことができる。
- 座ってばかりいると血流ばかりか代謝も悪くなり、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病のリスクが高まるので、30分に1回は立ちましょう。
- 「夜更かし」も「早寝」もしない
- ベッドに入る90分前までに入浴する
- 就寝前に「お腹を膨らませる」
- 食事は「ゴージャス」より、「シンプル」で「ヘルシー」
- 「腹八分目」+「お腹が空いたら、ナッツやフルーツなどの間食で埋める」
- バナナ、オレンジ、リンゴ、梨なども間食に良い
- できるだけ素材の形のままのものを選ぶ
- 世界で話題の回復食材は「鳥むね肉」
- 「茶色い炭水化物」の栄養素は白米の8倍
- 精製された小麦粉でできたパンや白米は等質が多いので避け、ライ麦パンや玄米に代えるといいでしょう
- 手を加えるほど「あらゆる栄養」が抜ける、「切っただけ、洗っただけ」の手抜きサラダが良い
- 「お菓子」を食べると体内のビタミンがなくなる
- 甘い清涼飲料水は疲れと肥満を招く危険なドリンク
- 疲れない物の持ち上げ方、「腰をかがめて物を取りに行かずに、しっかり腰をまっすぐ落としてから物を取る」こと。そして「物を持ち上げる際に、手を使わずにIPA 呼吸法(お腹を膨らませて)をして腹圧を高め、膝を伸ばして腰をまっすぐ上げながら、物を一緒に持ち上げる」「腰は絶対曲げない」
- 「水分補給」はできれば欠かしたくない「体のメンテナンス」作業、コップ1杯の水を、1日6~8杯飲む
- 「自分の能力は、努力によって変化する」このような考え方を「成長型マインドセット」といいこのマインドセットがあるとスポーツなどのパフォーマンスが高い
- 成長する選手は必ず「長期目標」と「超・短期目標」をセットで設定している
- 「成長型マインドセット」と「超・短期目標」は2つで一つ。この両輪を回すことで、目標達成の実現スピードが飛躍的に加速します
感想
ずっと積んで置いた本でしたがようやく読みました、結論としてはもっと早く読んでおけばよかった、IAP呼吸法はもっと早く知りたかったですね、早速きょうからやってみよう、他にも科学的に検証された有益な情報が数多く掲載されており、知っていることも多いけど復習になって、より熱意をもって取り組むことができそうです。読んでいただきありがとうございます、なにかあなたの参考になれば幸いです。